「うちの子にはムリ…」と思ってた中2が英検準2級に合格した話

「うちの子にはムリ…」と思ってた中2が英検準2級に合格した話

「小学生で2級合格!」の風潮に違和感

最近、SNSでよく見かける。
「小5で英検準2級合格!」「小学生で2級ってすごすぎる…!」

もちろん、すごい。それは間違いない。
でも、どこかでこう思ってしまう。

「…うちの子にはムリだな」
「っていうか、そこまで詰め込まなくてもよくない?」

うちは、中学2年の春に初めて英検3級を受けた。
周りが小学生で3級・準2級をとっていく中、かなり“遅咲き”のスタートだったと思う。

でも、その後約1年で準2級に合格。
しかも塾なし。教材も高額なものは一切使っていない。
メインの勉強時間は、学校の放課後学習と家庭学習だけ。

この記事では、そんな“普通の中学生”が、
どうやって地に足のついた勉強で準2級に合格できたのか――
その実体験と工夫を、ありのままにまとめてみたい。

そもそも「AIで英会話」って、無料のSiriやGeminiでいいんじゃない?

最近は、英語を話す練習に使えるAIがたくさんあります。
Siri、Googleアシスタント、Gemini、翻訳アプリ…。
どれも「音声で英語が通じる」レベルにはなってきている。

でも、僕が息子の英検対策に選んだのは、ChatGPTの音声モードでした。

その理由はシンプルです。
ChatGPTは、他と“明らかに違う”。
一問一答で終わらない。会話が続く。
※これがかなり重要です。英検では評価項目の中に「進んで英語を話そうとしてるか」という項目があって、
その点数を上げるためにはとにかく英語に慣れて、英語圏の文化に親しみを持つ必要があります!

単語だけでも理解して、自然に話を広げてくれる。
「ホテルの受付役になって」といえば、ちゃんと“なりきって”くれる。
こちらが詰まったら、「ゆっくりで大丈夫ですよ」と人間みたいに待ってくれる。

SiriやGoogleのAIは、質問に答えるのは得意。
でも会話はすぐ終わってしまう。流れが続かない。
「対話の練習」には正直、物足りないんです。

ChatGPTは、英語の“先生”にも“相棒”にもなれる。
だから、英語が苦手な中学生にも、
「伝わった!」という実感と、「もう一回やってみようかな」という気持ちを与えてくれた。

「できない理由」より「今できる形」を探す

うちの息子は、どちらかというと慎重派。
好奇心はあるけど、積極的に前に出ていくタイプではない。
部活と宿題と放課後学習で、時間にも気持ちにも余裕がない。

そんな彼が3級を受けたのは中2の春。受験のきっかけも、親ではなく学校の案内だった。

受験後、息子はこう言った。
「思ったより、読めた。けど…スピーキング、やばいかも」

3級ではなんとかギリギリクリア。
でもそのとき痛感したのが、「話す英語の練習」が圧倒的に足りないということだった。
※英検の試験結果はテストの項目ごとに点数を通知してくれるシステムなので、スピーキングが苦手なのか、ライティングが苦手なのか一発でわかります。

英検準2級の最大の壁=スピーキング

準2級の問題集を買ってみたけど、読む・書くはなんとかなる。
でもスピーキングだけが完全に“未知の世界”だった。

・日本語で考えてから英語にしようとすると、言葉が出ない
・質問を聞いても、頭が真っ白になる
・相手の英語がちょっと早いと、全然聞き取れない

「英語の授業で習ってるはず」なのに、
“実際に英語で会話をする経験”がほとんどないことに、改めて気づかされた。

会話練習の相手がいない問題

もちろん、英語を話す練習が必要なのは分かってた。
でも、問題はここ。

・時間がない。相手もいない。
・英会話教室に通わせるほどの余裕もない。
・そもそも塾すら行っていないのに。

学校の放課後学習では、英語の質問に答える練習までは手が回らない。
かといって、家庭で英語の面接練習を親が相手するのは、保護者である私たちの技量に限界がある。

そんなとき思い出したのが、ChatGPTの音声モードだった。

ChatGPT音声モードを“英語の先生”にしてみた

元々、自分の仕事で使っていたChatGPT。
英語もできることは知ってたし、音声モードもなんとなく触ったことがあった。

試しにスマホを渡して、こう言ってみた。
「“Hi, can I practice English with you?”って言ってごらん」

すると画面の中からすぐに返事がきた。
“Of course! Let’s talk in English!”

息子はびっくりした顔で笑った。
「え、普通に返ってきたやん…!」

最初は全然通じない。でも、それでいい

実際のところ、最初の1週間は全然うまくいかなかった。

・単語が出てこない
・文法がぐちゃぐちゃ
・発音が悪くてAIが聞き取ってくれない

でも、そのたびにChatGPTはこう返してくれた。
“I didn't catch that. Could you say it again?”
“Do you mean ○○?”

ミスしても、怒られない。バカにされない。
「失敗しても大丈夫」な安心感が、息子の中にすこしずつ染み込んでいった。

英語が「できる」より「通じる」が大事

息子はある日こんなことを言った。

「完璧じゃなくても、通じたらちょっと嬉しいな」

英語学習って、実はこの“嬉しい”の積み重ねなんだと思う。
テストの点や合格のためじゃなくて、「伝わった!」の手応えが、やる気の正体だったりする。

毎日じゃなくていい。「英語で話す習慣」を“少しだけ”入れる

うちでChatGPTを使った練習は、1日5~10分程度。
しかも毎日じゃない。週3日くらいのペース。

やったのは主に以下の3つ:

・朝食後に「1問だけ質問して」チャレンジ
 → Good morning. What's your favorite ○○? など

・学校の勉強が終わった夜に“おしゃべり1往復”
 → What did you eat today? など超シンプル会話

・日曜の午後に“模擬面接”ロールプレイ(1週間前だけ)

これくらいでOKだった。
むしろ、「義務にならない」「怒られない」ことのほうが大事だった気がする。

ChatGPTに模擬面接官をお願いしてみた

試験の1週間前、「ちょっと本番っぽく練習してみようか?」と提案。
ChatGPTにこうお願いしてみた:

Please pretend to be an Eiken interview examiner for grade Pre-2.
Ask me the same type of questions. After I answer,
please respond briefly like an examiner.


結果は大成功。※ちなみに上の英文をコピペするだけでも動きます。

・質問内容が本番に近い
・AIなので感情に左右されない
・詰まっても「OK, take your time」と言ってくれる

安心感+リアルさの絶妙なバランスだった。

口が英語に“慣れて”くる感覚

最初は当然、出てくる英語は単語レベル。
でも繰り返すうちに、

・“I think…”
・“Maybe…”
・“Because…”

といった“話す時の型”が自然に出てくるようになった。

これは、紙の問題集や英語の教科書をどれだけ読んでも出てこない感覚。
「言える」ではなく「出てくる」状態に近づいた実感があった。

ChatGPT英会話のコツ(親目線まとめ)

✅ コツ①:「前置き英語」で精度が変わる

Hi, I want to practice speaking.
Please correct me after I talk.
Speak slowly and short, like a teacher.


こう前置きすると、AIが“英語初心者向けモード”になる。
返事のスピード・語彙・構文が自動でやさしくなる。

✅ コツ②:通じなくても焦らない空気づくり

最初の頃、通じなかったときに落ち込んでいた息子に、こう言った。

「AIも日本語カタコトやったらわからんもんな。気にせんでいいで」

すると、気が楽になったのか、翌日からまたトライするようになった。

✅ コツ③:親は“設定と見守り”だけでOK

ChatGPTの音声モードは、最初のセットアップと環境だけ整えれば、
子どもはけっこう一人でやってくれる。

保護者が英語できなくても全然問題なし。
むしろ「口出ししない方が回る」まである。

準2級の合格は“通過点”。でも、意味は大きかった

本番、息子は落ち着いて話せた。
多少詰まったところもあったけど、沈黙せずに最後まで答え切れた。

結果、一次・二次ともに合格。
試験から帰ってきたときの、あの顔は今でも忘れられない。

「ちゃんと伝わったのがわかった。楽しかった。」

「小学生で2級!」じゃなくていい

確かに、すごい子はたくさんいる。
でも、「早い=すごい」わけじゃない。

英語は背伸びじゃなくて、積み重ねと“心の余裕”が大事。
言語の学習だから英語圏のノリを学ぶことも必要。

うちの息子は、中2の春に初めて英検を受けて、1年後に準2級に合格した。
その過程で「英語ってちょっと楽しいかも」と言い出した。

たぶん、それが一番の収穫だったと思う。

📝 まとめ

  • ChatGPTの音声モードは、子どもの英語学習に最適な“安心練習相手”
  • 英語は「完璧」じゃなくて「伝わる喜び」から始めると伸びる
  • 無理のないペースでも、1年あれば準2級は十分目指せる

このnoteが、同じように「うちの子、ちょっと遅れてるかも…」と思ってる保護者の方にとって、
少しでも“安心の材料”になればうれしいです。

📘 読了特典のご案内|英語が苦手でも、AIで英検対策ができる!

「英語で話しかけるのが一番ムリ…」って思っていませんか?
実は、うちの息子もそうでした。
最初は「Hi」すら恥ずかしくて、うまく話せなかった。

でも今は、毎日ChatGPTと英語で話して、自信をつけていっています。
その大きな理由が、“最初の声かけ”のハードルを下げたことでした。

🎁 読了特典:

「読み上げるだけでOK!」英語が苦手な人のためのAI英会話スタートガイド

ChatGPTに“日本語で”どう話しかければいいか
英検準2級の面接練習をどう始めるか

音声モードで「何を言えばいいのか」をそのまま読めるフレーズ集として収録しています。
あなたが英語に自信がなくても、ChatGPTや他のAIでも、すぐ使えるようになります。

  • ✅ 英語ができない保護者でもOK
  • ✅ 中学生が1人で始めてもOK
  • ✅ 他のAIツール(Siri・Geminiなど)にも応用可能

※上述しているように効果を高めるにはChatGPT推奨です。

📩 受け取り方法

この特典は、LINE登録すると受け取れます。
登録後、トーク画面で「英会話」と送ってください👇

👉 LINE登録はこちら
登録後は定期的にプレゼントの合言葉を送信しますので、よければ友だち登録のままにしておいてください。

📩 LINE登録で、教育テンプレや子育てTipsを毎週お届け!
習慣づくりややる気を引き出すための具体策が詰まっています。

LINE登録はこちら