言い続けるのがしんどいとき──宿題ルールを守る側が先に折れそうな日


宿題のルールを決めて、
守れるところまで下げて、
例外を作らないように言い続ける。

理屈はわかっている。
でも正直、しんどい。

こう感じる瞬間は、ほとんどの家庭に訪れます。
問題は、そのしんどさをどう扱うかです。

折れやすいのは、子どもより大人

宿題の習慣づくりで先に疲れるのは、
多くの場合、子どもではありません。

毎日声をかける。
同じことを繰り返す。
反応が薄い日もある。

この積み重ねが、大人の側を消耗させます。

しんどさの正体は「成果が見えないこと」

言い続けるのがつらくなる理由は、
叱りたくないからでも、甘いからでもありません。

多くは、
やっている意味が見えなくなることです。

今日はできなかった。
昨日もできなかった。
本当に続けて意味があるのか。

この疑問が、しんどさを強めます。

ルールは、すぐ結果を出すものではない

習慣は、静かに作られます。
目に見える変化は、かなり遅れてやってきます。

始めるまでの時間が少し短くなる。
声をかける回数が一回減る。
揉める日が減る。

こうした小さな変化は、
意識しないと見逃しやすいものです。

言い続ける努力を減らす視点

言い続けるのがつらいときは、
努力を増やす方向に進まないほうが安全です。

代わりに、
言わなくても回る部分を増やす
ことを考えます。

・時間を決めておく
・場所を固定する
・合図を決める

言葉で動かそうとする割合を、
少しずつ下げていきます。

ルールが合っていない可能性もある

しんどさが強い場合、
ルール自体が高すぎることもあります。

守れるところまで下げたつもりでも、
実際には、まだ無理がある。

この場合、
大人が頑張り続けるほど、
どこかで破綻します。

下げ直すことは、失敗ではありません。

「今日は言わない」をルールにしない

疲れた日に、
今日はもう言わないでおこう、
と感じることもあります。

ただし、これを繰り返すと、
「言われない日はやらなくていい」
という新しいルールが生まれます。

休むなら、
あらかじめ決めた形で休む。

気分で休まないことが、
結果的に負担を減らします。

しんどいときは、淡々と戻す

うまく回らない日が続いたら、
説得や説明を増やさない。

下げる。
戻す。
それだけです。

感情を込めない対応は、
冷たさではなく、持続性です。

ルールを守るのは、根性ではない

宿題ルールを守り続けるのに必要なのは、
強さではありません。

設計です。

言い続けなくても回る形を作る。
合わなくなったら下げる。
それを繰り返す。

この考え方があれば、
大人の側が先に折れることは減っていきます。

この記事の前回にあたる内容はこちらです。

https://shirutera.com/blog/blogs/rules-with-siblings-differences/