上げて失敗したとき、何を言えばいいのか──宿題ルールが崩れた日の対応


宿題のルールを少し上げてみた。
でも、うまくいかななかった。
また止まってしまった。

ここで、多くの家庭が悩みます。
どう声をかければいいのか。
何を言えば、立て直せるのか。

失敗は、想定内で起きる

まず整理しておきたいのは、
ルールを上げて失敗すること自体は、異常ではありません。

むしろ、
何度も微調整しながら合う位置を探す
という前提で考える必要があります。

失敗した=やり方が間違っていた
ではありません。

少し高すぎただけです。

一番やってはいけない声かけ

ルールが守れなかったとき、
つい出やすい言葉があります。

・ほら、やっぱりできない
・だから言ったでしょ
・前はできてたのに

これらは、事実の確認のようでいて、
「守れない自分」を強く意識させます。

結果として、
次にルールを決めること自体が嫌になります。

伝えるべきは評価ではなく調整

この場面で必要なのは、
できた・できないの評価ではありません。

必要なのは、
ルールが合っていたかどうかの確認です。

うまくいかなかったね。
少し多かったかもね。
じゃあ、戻そうか。

このくらいの温度で十分です。

戻すことを当たり前にする

ルールを戻すことを、
特別な対応にしないことが重要です。

上げてみる。
合わなければ戻す。
また安定したら、少し上げる。

この往復が普通だと伝わると、
失敗への不安が小さくなります。

失敗しても、関係は壊れない。
そう感じられることが、習慣を支えます。

子どもが一番気にしていること

ルールが崩れたとき、
子どもが一番気にしているのは、

怒られるかどうか
責められるかどうか

です。

内容そのものより、
大人の反応を見ています。

だからこそ、
淡々と戻す姿勢が大きな意味を持ちます。

説明は、短くていい

なぜ戻すのかを、
長く説明する必要はありません。

今日はここまでがちょうどよさそう。
また慣れたら増やそう。

それだけで十分です。

説明が長くなるほど、
「失敗した感覚」が強まります。

ルールは、人を試すためのものではない

宿題のルールは、
守れるかどうかで人を測るためのものではありません。

生活を回しやすくするための道具です。

合わなければ調整する。
それだけの話です。

声かけのゴールは安心感

この場面での声かけのゴールは、
次の日も机に向かえること。

そのために必要なのは、
反省でも説教でもありません。

戻せばいい、という安心感です。

この記事の前回にあたる内容はこちらです。

https://shirutera.com/blog/blogs/when-to-raise-the-rule/