兄弟で同じにしなくていい──宿題ルールがうまく回る家庭の考え方


兄弟がいる家庭では、
宿題のルールをどうするかで迷いが生まれやすくなります。

同じ時間に始めさせたい。
同じ量をやらせたい。
不公平にならないようにしたい。

この気持ちは自然です。
ただ、ここで「同じにする」ことを優先すると、
習慣が崩れやすくなります。

同じルールが不公平になる理由

兄弟は、年齢も学年も違います。
集中力の持続時間も違います。
得意・不得意も違います。

条件が違うのに、
同じ成果や同じ動きを求めると、
どちらかが無理をする構造になります。

結果として、
守れないルールが生まれ、
ルールそのものの信頼が下がります。

そろえるのは「結果」ではなく「型」

兄弟でそろえたいのは、
量やスピードではありません。

そろえるのは、です。

・決まった時間帯に始める
・決まった場所でやる
・終わったら切り替える

この流れが共通していれば、
中身が違っていても、家庭全体のリズムは整います。

ルールは「一人一つ」が基本

宿題のルールは、
兄弟それぞれに一つずつあって構いません。

上の子は五分。
下の子は三分。
一問だけの子もいれば、二問の子もいる。

これは特別扱いではありません。
条件に合わせた設計です。

同じにしないことが、
結果的に公平になります。

比較は、習慣を壊す

兄弟がいると、
つい比較の言葉が出やすくなります。

お兄ちゃんはもう終わってるよ。
妹はちゃんとできてるのに。

この比較は、
やる気を刺激するどころか、
動きを止めやすくします。

比較されると、
宿題は自分の課題ではなく、
評価の材料に変わります。

大人が持つべき一つの視点

大人が意識したいのは、
「同時に終わること」ではなく、
「それぞれが回っていること」です。

兄弟それぞれのルールが守られているか。
始めることが当たり前になっているか。

この視点に切り替えると、
家庭の空気はかなり楽になります。

ルールは、途中で変わっていい

成長すると、条件は変わります。
学年が上がる。
量が増える。
生活リズムが変わる。

そのたびに、
ルールを見直して構いません。

変えることは失敗ではなく、
更新です。

公平とは、同じにすることではない

兄弟で同じルールにすることが、
必ずしも公平ではありません。

守れる形で続けられること。
それぞれが自分の流れを持てること。

これが、習慣を守るという意味での公平です。

この記事の前回にあたる内容はこちらです。

https://shirutera.com/blog/blogs/what-to-say-when-rule-fails/