思春期に親子関係が変わるのはなぜ?|こじれと成長の境界線
「思春期だから仕方ない」 親子関係がうまくいかなくなったとき、よく聞かれる言葉です。
たしかに、思春期は親子関係が変わりやすい時期です。 ただし、その変化がすべて「自然な成長」として片づけられるわけではありません。
思春期は親子関係が揺れやすい時期
思春期は、子どもが自分の考えや価値観を持ち始める時期です。 親からの影響が弱まり、外の世界とのつながりが強くなっていきます。
そのため、
・以前のように話さなくなる
・親の言葉に反発する
・距離を取ろうとする
といった変化が起きやすくなります。
これ自体は、成長過程として自然な側面もあります。
成長による変化と「こじれ」は別物
重要なのは、 その変化が「柔軟に動いているか」「固定されているか」です。
成長による変化の場合、 距離が縮んだり広がったりを繰り返します。 状況に応じて関係が揺れ動く余地があります。
一方で、こじれが起きている場合、 距離の取り方が一方向に固定されやすくなります。
思春期がこじれを強めてしまう理由
思春期は、
・正しさの衝突
・話し合いの行き詰まり
・一方的な努力の限界
といった要素が、表面化しやすい時期でもあります。
それまで小さかったズレが、 この時期に一気に目立つ形になることも少なくありません。
思春期は原因ではなく、 それまでの関係性を映し出す時期 と考える方が実態に近い場合もあります。
「距離を取る=関係が壊れた」ではない
思春期に距離を取ること自体は、 必ずしも関係の悪化を意味しません。
ただし、 距離を取る状態が「固定」され、 調整や行き来がなくなったとき、 関係は動きにくくなっていきます。
この違いを見極めることが大切です。
思春期は分かれ目になりやすい時期
思春期は、 親子関係が自然に変化するタイミングであると同時に、 それまでのズレが整理されないまま固定されやすい時期でもあります。
この時期をどう捉えるかによって、 関係性の見え方は大きく変わります。
ここまでの記事とあわせて読むことで、 ズレの始まりから、行き詰まり、 そして思春期というフェーズまでを 一続きの流れとして理解できます。
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